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第四十二話 廃庭の赤蓮

last update publish date: 2026-09-19 10:09:46

景蘭様の招待は、夜だった。

 皇后宮の廃庭。

 そこに、皇后様が外朝を裁くために残した最後の帳面がある。

 罠だと分かっている。

 景蘭様自身が、罠だと隠そうともしていない。

 それでも、行かなければならなかった。

 皇后様が何をしようとしていたのか。

 梁氏を止めるだけだったのか。

 それとも、梁氏に関わった者をまとめて斬り捨てようとしていたのか。

 私を使った人が、他にどれだけの人を使うつもりだったのか。

 見なければ、皇后様を美しい犠牲者のまま残すことになる。

 けれど、景蘭様の言葉だけを信じれば、今度は皇后様を冷酷な策士として決めつけることになる。

 どちらも嫌だった。

 だから、自分の目で見る。

 皇后様に選ばれた目としてではない。

 明霞姉様の
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